初心者の為の英会話上達のヒント4
4.英語と日本語の構造の違いを知る-2
前回、英語と日本語の構造の違いを知ることがとても大切という話をしました。
少し復習をすると、
英語は語順が大切
ということでした。
その上で練習するのとしないのでは文の作り方を身につけるのに雲泥の差が出ます。
それでは練習の仕方をお教えしましょう。
簡単ですから驚かないでくださいね。
例えばお持ちのテキスト等で以下の文があったとします。
I like pizza.
(私はピザが好きだ)
この文を使って自分の好きな物を言っていきます。まずは食べ物。
I like sushi.
I like pasta.
I like ice cream.
続いて飲み物。
I like coffee.
I like green tea.
I like orange juice.
そして音楽。
I like pop music.
I like Hawaiian music.
I like classical music.
こんなふうに単語を入れ換えながら口に出します。この時に単語が分からなければ辞書を引くなり調べてみましょう。
その時にジャンル別や関連のある物で入れ換えていくと効率良く単語も覚えられます。
この入れ換え練習を、引っかからずにスラスラと口をついて出てくるまで行います。回数には個人差がありますので、あくまでも「引っかからずに」出てくることを目安に行ってください。
こうすることによってIの次にlike が来て、その次にlikeの対象物が来る、という英語特有の語順や文の作り方が身に付いていきます。
では次の例です。ちょっとだけ長めの文があったとします。
I went to Shibuya on Saturday.
(私は土曜日に渋谷に行きました。)
換えます。
I went to Roppongi on Friday.
I went to Yokohama on Monday.
I went to Harajuku on Sunday.
こんな具合です。
繰り返しになりますが、特に初心者の方は、入れ換える単語を同じ種類にするということを徹底してみましょう。
上の例で言うと、
went to の後には地名を、onの後には曜日をといった具合です。そうするとまず間違いがありません。
ついつい「いつ」の部分を「10月に」と言いたくなったりします。もちろんそれはそれで良いことなのですが、実は月の前にはon では無くinを使ってin Octoberと表現することになります。
また、場所を表すところに「デパートに」と言いたい場合はaを付けてa department storeと言うことになります。
ですから先ずは地名と曜日でやってみるのです。それが出来たらその上で「10月という場合は?」「デパートという場合はどうなる?」と調べて確認しながらやってみると良いでしょう。
あとはそれを繰り返します。スムーズに出てくるまで、そしてその時に日本語では無く英語のまま自分の言ってる意味か分かるようになるまで繰り返します。文のパターンが変わっても長くなっても基本的にやることは同じです。
どうですか?もしかしたらもう知っていたかもしれませんね。
だとしたら、今すぐ始めてみてください。やったらやっただけあなたの英語力は上達します。
語学の習得はそんなに難しいことではないのです。